2015/03/11

心穏やかな暮らし ~3.11に想うこと~



東北の震災から4年。


月日の流れの速さだけを見ると、「もう4年」という風にも感じますが、「まだ4年」なんだろうとも思います。



毎年この日になると、当時、書いたブログ を読み返します。


FacebookやtwitterなどのSNSを定期的に読み返すことはないけれど、ブログに書いたことは読み返すことがままあります。



私にとっては、こういった、言葉にはできない想いと言う名のログが、「記憶」という引き出しの一部になってるんですね。


日々、一寸先しか見ていない生活をしていると後回しにしてしまいがちですが、心に留まったことを日々したためる、ということは、やはり自分にとっての意義がすごくあることだとしみじみ思う今日この頃です。




震災後のボランティア等で接した方々は、口を揃えてこう言っていました。

「起こるべくしておきて災害。今まで通りに戻すだけの復旧ではダメだ。東北を
させたい。」


「悲しいこともたくさんあったけど、学んだこと、良かったこともそれ以上にあった。被害を嘆くんじゃなくて、これからどう生きるか、それをしっかり大切にしたい」




もちろん3.11による傷の深さや学びは人それぞれだと思いますが、「このままじゃいけない」と気づかせてもらった大切な日でもあります。






当時のブログにも書きましたが、大事にしていきたいことは、「自分がいま、幸せでいること」。


4年前の自分より、確実にアップグレードした自信はあります。



日々の暮らしの中で、いまの私は少なくとも一日に5回から10回ほど、「あぁ、しあわせだなぁ」と感じる瞬間があります。



・朝、シャキッと元気に目覚めたとき

・早朝ランニングでキレイな景色に出会えたとき

・食べたものが身体の中からスッキリ排泄されたとき

・カラダが喜ぶご飯を食べたとき

・仕事で、自分にgood job!とつぶやきたくなるとき

・お風呂(半身浴)からあがってコップの水を飲んだ時

・冷え取り靴下で足元がホカホカしているとき

・だれかに何かをよろこんでもらえたとき

・夜、決まった時間に、ここちよい眠気におそわれるとき

・痛み、苦しみ、かゆみ等が一切ない、
薬いらず、ノーストレスで一日をおえるとき



そんなささやかなしあわせは、プライスレス。だと思います。





※冷え取り靴下、そのほかの頭寒足熱の温活(冷え体質改善)の記録は、2年前のpetit日記 に書いていますので、気になった方はそちらもどうぞ。






ここ2年ほど、ずっと愛用している「くらしきぬ




アウトドア以外では一年中これを履いていますが、すっかり手放せない存在です。もう、とにかく「履き心地がいい」。この一言につきます。





ここ数年の私は、このような言葉で形容されることが多くなりました。



「まるで仙人のよう」
「いつも心穏やか(怒ってるところを見たことがない)」
「なにがあっても動じない(つねに平常心)」


でも、きっとこの性格や性質は、ここ10年くらいで形成されたものです。


冷えとり健康法の効果の一つとしても、よく言われますが、自分が満たされていると、必然的に他者にも優しくできるゆとりがうまれます。

マクロビオティック的な、肉を食べない食事もまた、心穏やかにしてくれます。肉食動物と草食動物、表情の違いを見ても明らか。



人の性格って、案外簡単に変われるもの。
他人を変えるのは難しいけど、自分を変えるのはとっても簡単。


自分が変わると、自然と周りも、望むように変わるんですよね。


「思考は現実化する」

まちがいなく、アルと思います。







あと、日頃心がけているのは、禅の教え。

無念無想(むねんむそう)

ー執着に囚われず、心を解放するー
なにものにも執着せず、固執せず、自由な心でいましょう。
囚われているものを手放すことで心の自由が得られるのです。
自らを縛り付けるのも、解き放つのも自分次第です。

水急不月流(みずきゅうにしてつきをながさず)

ー周りに流されず自分を持つー
川の水の流れは急でも、水面に映る月が流れることはありません。
水面の月影は霞んでも、揺れても無くなることはありません。
周りに流されず、自分の軸になるものを持ちましょう。

日日是好日(にちにちこれこうにち)

ー毎日がすばらしい一日ー
晴れの日には晴れの日の良さがあります。
雨の日には雨の日の良さがあります。
どんな一日であっても同じ日はありません。
今日という日を精一杯生きましょう。

眼横鼻直(がんのうびちょく)

ーありのままを受け入れるー
見栄を張らずに自分を偽らず、自然体でいましょう。
ありのままを受け入れましょう。
あなたはあなたで良いのです。

松樹千年翠(しょうじゅせんねんのみどり)

ー大切なものは身近なところにあるー
身近なものほど後回しになりがちです。
本当に大切なものはすぐ近くにあるのに、見過ごしてしまします。
遠くばかりに目をやっていると、近くにある大切なものに気がつきません。
あなたの周りを見てください。
大切なものはすぐそこにあります。

曹源一滴水(そうげんのいってきすい)

ーどんな大きなものでも始まりは小さな一歩ー
私たちはすぐに簡単な方、楽な道を求めてしまいます。
いきなり大きな成果を得ているようにみえるものでも、小さな積み重ねがあるのです。
目の前の小さなことを繰り返す先に大きな成長があるのです。

悟無好悪(さとればこうおなし)

ー偏見や先入観に惑わさせないー
他人を肩書きやブランドで判断していませんか?
先入観を持って色眼鏡でみていませんか?
正面から相手と向き合えば、好きか嫌いかという基準で相手をみなくなります。
偏見や評判に惑わされず、本質的な部分に目を向けてみましょう。

柔軟心(にゅうなんしん)

ー執着や固定観念に囚われない柔軟な心を持つー
何物にも囚われず、凝り固まっていない。
常識や他人の価値に踊らされず、押し付けず、流されず。
雲のように、柳のように、柔軟を心を持ちましょう。

大道通長安(だいどうちょうあんにつうず)

ーどの道も幸せに通じているー
人生の分かれ道に立たされたとき、どの道が幸せに続いているのかと迷います。
どの道を選ぼうと、幸せには辿り着けます。

大切なのはどの道を選択するのかではなく、選んだ道をどう生きるかにあります。


3月11日は、そんな、自分なりの生き方をみつめ直す日。誰かにとっても、そうゆう日であってほしいと思います。







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