2015/10/17

アーユルヴェーダ体質に合わせた暮らし



(最近の通勤カバンの中身)



先日、体調を崩して丸2日絶食した話をしましたが。。

それから、胃が小さくなったためか、一度にたくさん食べられなくなり、

今までよりも少量になり、その代わり、食事の回数を増やす食生活に変化してきました。

すると、どうでしょう…

ドンドン体が軽くなっていく

腸炎になったおかげ?で、しばらく消化に良い、脂質(油もの・魚肉類)減のメニューを続けていたら、すっかり味覚やおなかがそれに慣れてしまい、玄米は基本お粥で食べて、脂質が高いものは昼しか食べないようにしています。

カフェイン(コーヒー・緑茶・紅茶)はこの3週間ほぼ飲んでいません。コーヒーを今までよりおいしく感じなくなり、なぜかすっかり体が求めなくなりました。

そんな生活をしばらく続けていたら、なぜかほぼ停滞していた体重も自然と落ちてきて、いままで以上に快腸&肌の調子もいい感じに。

あぁ、やっぱり自分は「脂質とカフェインをとらないほうがカラダには合っているんだな」としみじみ実感している今日この頃。


アーユルヴェーダと再び出会う

そんな矢先に、ふと友人と話題に上がって、目に留まったのが、アーユルヴェーダの体質。

アーユルヴェーダとは、インド大陸に伝わる伝統医学のひとつ。世界3大医学の一つであり、インド・スリランカで生まれた約5000年以上の歴史を持つ世界最古の伝統医学です。

語源はアーユス「生命、長寿」、ヴェーダ「知恵、科学」の意味で、「生命の知恵」という意味を持つサンスクリット語。アーユルヴェーダは生命の本来持っている自然治癒力を高め、自分自身の体や心の健康状態を知り、健康で快適な生活を送るための知恵を授けてくれるものです。

以前から書籍等で自分のアーユルヴェーダの簡単な診断はやったことがあり、「水と地の性質/カパ(カファ)」であることは前々から認識していました。

しかし、改めてカパを乱れさせないライフスタイルについてみてみたところ、最近の私の食生活に近いことが理想的な食事と書かれていて、「まさにこれだ!」と、おもうものばかり。

具体的にいうと、今の自分のベストな食生活は

①一回の食事をたくさん食べない(腹7分目くらい)
②1日2食から1日4食に小分けする
③朝は軽め、10時におやつ、昼が一番メイン、夜は流動食(野菜ジュースやスープ)
④脂質は減らして、消化しやすい茹で野菜&蒸し野菜や炭水化物を多めに
⑤おやつはできるだけ手作りのものにする
⑥12時間は極力食べない(できるだけ胃腸を休める時間をつくる)

なのですが、どうやら私の体質にもこの食生活が本質的に合っているようなのです。


(朝ごはんは軽めに、お粥と発酵食品を中心としたメニューを)

(10時のおやつは米粉おやきか蕎麦粉のスイーツがお気に入り。今日は蕎麦粉のカボチャパウンドケーキ)

(日課としてすっかり定着した豆乳ヨーグルトスムージー。庭で取れたブルーベリー入り)

(唯一しっかり目に食べている昼食のお弁当)

ちなみに夜は、常温の野菜ジュース+味噌玉とかスンドゥブチゲ玉を家で作っていって、会社で18時過ぎに食べています。

食事時間は、朝6:30→10:00→13:30→18:00 の4回。

飲み物は、消化を助けてくれる発酵茶(阿波晩茶)や、体をあたためる性質のあるカモミールソイミルクティやココアを飲むことが多いですね。

あたためる性質のものを摂る、これがやっぱり自分の体質には重要なポイントみたいです。


カパタイプ(水と地のエネルギー)ってこんな人

水と土(地)のエネルギーを持つカパは、土(地)を水のエネルギーでしっかりと固め、揺るがない大地のような安定感があり、穏やかで寛大、辛抱強く課題に取り組むことが出来るタイプなのだとか。


◎カパのエネルギーのバランスがいい時は
・慈愛深く献身的で、穏やかさと寛大さに溢れています。
・情にもろく、波風が立たないことを好み、穏やかで落ち着きが生まれます。
・辛抱強く着実に物事をやり遂げる人。

◎カパのエネルギーが過剰になると
・自分を過小評価して内向的になり、一つの考えに頑固にこだわったり、物事にこだわることが多くなり、執念深くなります。
・気持ちも心も動かず面倒になり、頑張ってやろうと思っていても眠くなってしまい太りやすく、肥満になる事も。
・手を付けられなかったりと、無気力で動かない、怠け者体質になってしまう。
・体の面では、むくみ、体の重さ・怠さ、冷えや眠気、消化不良、肥満傾向があらわれ、アレルギーなど粘液に関連した症状が出る。
(アレルギー性鼻炎や鼻水、鼻づまり、などの症状が出たり気管支炎や喘息などの気管支疾患全般もカパの性のアンバランス症状だそうです。)


引用&参考:
http://ayur4u.jp/ayurveda-kapha
http://ayur4u.jp/ayurveda-care-for-kapha
http://www.timeless-edition.com/archives/1896

とのこと。ものすごーく思い当たります…。


控えた方がいい食材は?


* 揚げものなど、油っぽい食べもの 
* 乳製品 
* 肉類全般 
* ナッツ類 
* 果物 
* 冷たいもの、冷凍食品 
* 塩分の多いもの 
* 砂糖類 
* 卵 
* 大豆 
* 牛乳 
* クリーム

なるほど~。乳製品、ナッツ、肉類、体を冷やすもの。・・・たしかに食べるとすぐ反応(肥える)する気がします。吸収率が良すぎる体質なんですね。。


食べるべきものは、これ!


* 温野菜 
* 温かい食べ物 
* 豆料理、豆乳 
* スパイス 
* アーモンド油、コーン油 
* 葉野菜、花野菜 
* 熟した果実 
* 低脂肪牛乳 
* 熱いお茶、白湯

ふむふむ、野菜を中心に食べていれば調子を保てるということ、みたいです。そもそも私は肉類や油分の多い食べものが苦手なので納得。


体質に合う食材


野菜

好ましいもの:一般的にほとんどのもの
アスパラガス、ビート、ブロッコリー、芽キャベツ、キャベツ、にんじん、カリフラワー、セロリ、レタス、きのこ、オクラ、たまねぎ、えんどう、とうがらし、じゃがいも、ラディッシュ、なす、にんにく、ほうれん草、もやし、緑葉野菜

減らす、または避けるもの
きゅうり、さつまいも、トマト、ズッキーニ、甘く水気の多いもの


フルーツ

好ましいもの
りんご、アンズ、西洋なし、ざくろ、クランベリー、ドライフルーツ全般(アンズ、いちじく、プルーン、レーズン)

減らす、または避けるもの
アボカド、バナナ、ココナッツ、デーツ、新鮮ないちじく、グレープフルーツ、ぶどう、マンゴー、メロン、オレンジ、パパイヤ、もも、パイナップル、プラム、甘味、酸味、水分の多い果物全般


穀物

好ましいもの:大麦、そば、とうもろこし、きび、ライ麦

減らす、または避けるもの:オーツ麦、米、小麦(少量なら可)
*一般に、温かいシリアルや蒸した穀物は湿と重の性質が多すぎる


乳製品等

好ましいもの:スキムミルク、ヨーグルト、卵(油で炒めたり、バターで調理しない)

減らす、または避けるもの:上記以外のすべて


肉類

好ましいもの:鶏、小エビを少量

減らす、または避けるもの:赤身の肉、シーフード全般


豆類

好ましいもの:インゲン豆と豆腐以外のすべての豆類、豆乳




好ましいもの:アーモンド、コーン、紅花、ひまわり(すべて少量)

減らす、または避けるもの:上記以外のすべて



ハーブとスパイス

好ましいもの:すべて *特にジンジャーは消化力を改善するのに最適

減らす、または避けるもの:塩



これを見る限り、豆乳ヨーグルトスムージーと野菜ジュースはきっとカラダにもあっているんだろうなと思います。


生活習慣

●規則正しい生活。毎日同じ時間に起きて寝ることが一番。特に食事、休息、排泄の面でも規則正しさが必要。運動も毎日同じ時間に続けるべきです。

●お湯を飲む習慣。一般的な浄化とカパの冷たい性質を和らげるために、一日を通してお湯を何度か飲むことは効果があります。長期にわたって飲むほど結果は良好です。

●暖かくしておく。カパの性質は「冷」です。カパは暖かく快適にして寒さを避ける必要があります。



食習慣

●好きなだけ水分やスープ状の物を食べること。流動食は消化機能のストレスを減らし、よりよい消化を助けます。

●冷性を中和するような温かい食事。 新鮮で、質のよい、おいしく栄養のある食べ物、バランスの取れた、滋味豊かな食事を取ること。

●軽めで、油分の少ない食事を増やす。(冷たいもの、こってりした食事は減らす)

●辛い、苦い、渋い物を増やす。(甘い、酸っぱい、塩辛いものは減らす)

●消化機能が他の体質に比べて緩慢なので、食べ過ぎないこと。

●乳製品はよくありません。乳製品は最小に。

●非加熱のはちみつ以外の甘味は減らすように。

●油の使用は減らすこと。

●大麦、きび、そば、ライ麦はよいのですが、米、小麦、コーン、カラス麦は避ける。

●バナナ、ココナッツ、パイナップル、いちじく、デーツ、アボカド、オレンジ、メロンなどの重い、酸っぱいフルーツは減らしましょう

●サラダ、生野菜、調理した野菜はたくさん食べても良いが、さつまいも、トマト、きゅうり、ズッキーニは減らす方がいいでしょう。

●ナッツ類は油分が多いのでNG

●豆類はだいたいOKですが、大豆といんげん豆は減らす方がいいでしょう。

●クミン、クローブ、ショウガ、マスタードシードなどの辛いスパイスを意識して取り入れましょう。

●肉類全般、魚。極力赤身の肉、豚肉は減らしましょう。

●くつろいだ環境で食事を。

●菜食が合っています。消化がゆっくり緩やかなので、カパタイプにとって、肉食は有害になりえます。肉類は高タンパクですが、脂質も多く含んでいます。カパのゆるやかな消化機能では、脂質は、より効率的に吸収され、体重増加につながります。

●カパタイプに適した割合は、たんぱく質30%、炭水化物40%、脂質30%


養生


●朝一番の湯飲。朝、排泄を促すために、一杯のお湯を飲むことから一日をはじめましょう。この実践は蠕動運動(腸を空っぽにする結腸の筋肉の収縮)を促します。カパの生理機能は、ゆっくり緩慢な消化と排泄になりがちなので、この実践を毎日行うといいでしょう。


●静けさ。静かにしていることは、心配や不安(ヴァタ作用)を引き起こす交感神経の疲れをしずめるのに役立ちます。静かなくつろぎの時間を日々取り入れることは、副交感神経を優位にし、体に滋養を与え充電します。カパにもこれは必要です。人生において起こることを静かに受け入れることは、精神的、感情的健康を増進します。


●昼食をメインに。カパの人は食べたものをゆっくりと確実に消化し、代謝もゆるやかです。私たちの消化力は11時から2時にもっとも強くなるので、昼にいちばんしっかりした食事をとるべきです。夕食は軽めに。特にカパはとても軽いものを。少なくとも就寝二時間前にはとるようにしましょう。


●休息。カパは、概して休息の仕方を知っています。ヴァタタイプは倒れるまで動き続け、ピッタは回復不可能なところまでやり続けますが、カパタイプはちょっと休憩することの利点を知っています。カパにとって、一日に2,3度休けいをとることは、明晰さを増し、疲労や緩慢さを減少させます。


●運動。カパにとって運動は良いというだけでなく、必要です。運動は、カパの緩慢な機能にとてもよいのです。カギは、好きなエクササイズを見つけることです。もし見つければ、行いましょう。頻繁に行いましょう。有酸素運動など、とても刺激的です。


●くつろぎ。ゆっくり静かなカパの性質は、ほぼいつもくつろいでいる状態ですが、それでも就寝前にはリラックスする時間が必要です。ヴァタは絶え間なく動き続ける傾向にあり、ピッタはもう少し目的がはっきりしていそうですが、めずらしくカパが起き出すと、休まずに動いてしまうので、ヴァタやピッタと同じく、一日の終わりには、緊張をほぐしてくつろぎましょう。


●早めの就寝。カパは疲れていてもそのままやり続けることができてしまうので、就寝前にはくつろぎの時間をもつことが必要です。最もいい時間は午後10時です。10時までに寝ることができれば、5時か6時に、もっとずっとリフレッシュして起きることができます。これはカパだけでなく、どのタイプにも大切なことです。


●体重制限。甘味はカパと体重を増やすので、食事から甘味を減らすことは役立ちます。甘味の取りすぎはカパの病、糖尿病を引き起こします。


一部抜粋・引用: http://sahajo-ayur.blogspot.jp/p/blog-page_5807.html



以前受けた韓方の体質診断ともほぼ似た内容ですが、より細かいアドバイスがあるので、両方の診断を知ったことで、より、自分にあった食養が見えてきた気がします。

「アーユルヴェーダ 体質診断」と検索すれば、簡単にわかるので、気になる方は一度やってみてはいかがでしょう?

ミックスタイプも含め10種類あるようなので、なかなか細かいところまではわからないかもしれませんが、体質改善&自然治癒力UPのヒントにはなるかもしれませんよー。



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