2015/03/27

水毒から卒業した話




一気に春めいてきましたね。

気温が少しずつ上がり、日に日に暖かくなって、いよいよ桜が咲いてくると、自然と気持ちが軽くなってしまう人も、きっと、少なくないはず。




ところで、先日、勤務先から前1年分の「医療費」の申告が渡されました。もうここ数年は、病院や薬のお世話になることもなくなりましたが、去年の春は、やたらと目薬を処方してもらっていたことを思い出しました。


ちなみに私は市販薬の目薬は使いません。(参考:眼科医が「市販の目薬」を使わないワケ



未病がどんどん消えていく

未病とは、東洋医学の病理概念で、病気と言うほどではないけれど、病気に向かいつつある状態のこと。例えば、手足の冷えや体の疲れ、胃腸の不調。未病は病気と言うほどではないけれど、健康でもない状態のこと。


この1年の間に、解消された未病は下記のものたち。


◎アレルギー症状と思われる目のトラブルがなくなりました。
◎夕方~夜の足のむくみもなくなりました。
◎どんなに寒い日に、ランニングや自転車を漕いでも、鼻水が出なくなりました。
◎カサカサする乾燥肌もなくなりました。(今ではリップや保湿系クリームいらず)
◎キリキリ痛む、胃痛がなくなりました。
◎ふらふらするような貧血症状がなくなりました。
◎生理痛が一切なくなりました。
◎ゆるゆる、しょぼしょぼウンチではなくなりました。
◎色の薄いおしっこが出ることはなくなりました。




まぁ、つまりは、痛いとか痒いとか、健康体とは言えない症状が一切なくなりました。ストレスフリーの生活って、なんて素晴らしいんだろう!と思います。



現代人は「水毒」の人が多い

水毒という言葉は、漢方の言葉です。人間の体は約60%が水で出来ていますが、余った水、不必要な余った水分を水毒と言います。

水毒、分かりやすい所では鼻水、それから痰のようなものも水毒。足のむくみ、手のむくみも水毒。要するに、水が溢れているような状態。アトピー性皮膚炎や喘息でヒュウヒュウ言うのも、水分が多いための症状で、これらも水毒だそうです。

あと、西洋医学的に問題はないとされている、無色透明のおしっこ。透明なおしっこというのは飲んだ水分が垂流し状態で細胞には行き渡っていないということを、意味しているのだとか。


水分を飲む→腎で温められ蒸気化し肺へ→細胞から老廃物を受け取り腎に戻り、おしっことして、外に出す、という流れになりますが、ここで、腎が冷えていると蒸気化することができず、細胞に水分を運ぶ事が出来ず、胃袋や腸、足の細胞と細胞の間に水分が溜まってくる。

停滞した水分は冷えていくので、お腹が冷えたり、足が冷えたりしてくる。ジャンプすると、お腹がポチャンポチャンとなる人は、胃に余分な水分が溜まっている状態。常に溜まっていると、消化液が薄まり 消化不良をおこし、胃が重たい感じになる。そして、水分の重みで引っ張られ胃下垂となる。腸に溜まると便がゆるくなる。下半身は常に水の中に入ってるようなものなので冷たい。このような状態の時は、肝心な細胞に水分は行き渡っていないので、老廃物を受け取る事が出来ず溜まる一方。疲れがなかなか取れない。


かつて、カフェインを多く摂っていたときの私は、きっとこれに近い状態だったのではないかと思います。


「水毒」を解消するには

水毒の原因は、蛋白質だけでなく脂肪(油分・脂質)、砂糖(炭水化物・糖質)、塩、香辛料、果糖、果物、濃厚な物、味の強い物、酒・アルコール。コーヒー、紅茶、嗜好飲料の飲み過ぎ。

結局、こういったものを必要以上に取ると、水毒になってしまうようです。普通に生活していたら、多かれ少なかれ、水毒になってしまうひとが多いのもうなずけます。

水毒は、西洋医学で言うアレルギー症状に多く出ており、この水毒を治すことがアレルギー症状の治療や軽減に繋がるともいわれています。

そもそも、日本は東南アジアに位置し季節風の影響を受け、湿度が高い。冬の乾燥以外は、湿度の高い国です。湿度が高いと汗が出にくい。汗が出にくいと体の余分な水分が、体の外に出ないために水毒となり易くなるようです。

水毒を防ぐ方法は、食事改善のほか、風呂で汗を流す(半身浴)とか、運動して汗を出すとか、また下着は汗を吸いやすい物にするとか。そういうことが、わりと簡単にできる予防法だそうですよ。


※他にも解消法はあります→ 「水毒を溜めない4つの対処法」


ひと昔前の衣住食を省みる

ひと昔前は、生活そのものが水毒を防ぐように出来ていたんですね。

建物=高床式の木造住居や障子などを多用した風通しの良い構造と材料
着物=腋の下があいたような、足のところもあいた、非常に風通しの良いもの
履物=下駄や草履
食事=和食。日本食は塩が味付けの基本。油の使用やカロリーも抑えられる点から、日本食は水毒を防ぐ効果がある食事といえる。


結局は、健康を追及すると、江戸時代頃の暮らし、「まごわやさしい」食事に行き着くんだなと思います。


参考にしたい記事:江戸に学ぶ いのちを支える食



日頃心がけていること


◎ 毎日汗をかくくらいの運動をする
◎ 必ず毎日20分以上の半身浴
◎ 身に着けるものは基本的にシルクまたはウール
◎ 締め付けのない、ゆったりした服装を身につける
◎ 暑い季節はルナサンダルでの裸足RUN
◎ 「まごわやさしい」手作りの食事 (基本は菜食だが、動物性食品も1割程度摂る)
◎ カフェインは極力とらない
◎ 水以外の水分を摂り過ぎない
◎ 白砂糖で作られた甘いものはできる限り食べない

こんなところでしょうか。

ちなみに私は、風通しもよく、日当たりの良い和室で暮らしています。



つらいアレルギー症状や水毒とおさらばしたい方の、参考になれば幸いです。


旅先でも、カフェレスコーヒーや手作りおやつを常備



↑最近お気に入りのデカフェ 

旅先や勤務先にはこれを持っていってます。
普通においしい!です。



ルナサンダルの裸足RUNNINGは、慣れたらやみつきに




2 件のコメント:

  1. なるほど、水毒が喘息の一因なんですね。僕は還暦を過ぎましたが気管支喘息で苦しんでいます。喘息は水分を摂らないと痰がからんで死ぬんだと脅かされています。一体。どっちが本当なんでしょうか?

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    1. >アラジンさん
      コメントに気づくのが遅れました。すみません。私はお医者さんではないので明確なお答えはできかねますが、調べてみると、東洋医学的に見ると、喘息にはいくつかのタイプがあり、すべてが水毒が原因によるものではないようですね。同じ質問をちょうど以下のサイトで本当のお医者様が返答を書かれていたので、参考にしていただければと思います。 http://www.stlab.jp/zfaq/cgibin/wlnews.cgi?id=asthmafaq&no=769

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